
永井 由美子
YUMIKO NAGAI
お家も、ご家族も、最期も知る。
どこまでも深く人に寄り添う仕事です。
ゆたか訪問介護ステーション
サービス提供責任者
2010年入職
専業主婦をしていたころ、何か資格が欲しいとの思いから介護を学び、障がい者支援の仕事をはじめた。その後ユタカ福祉会で働く友人に勧められ、パートの登録ヘルパーとして入職。2011年に常勤職員となり、2012年4月からサービス提供責任者として活躍。




ユタカ福祉会の
特徴は何だと思いますか?
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POINT
成功例はみんなで共有
学び合える関係性 -
POINT
各ヘルパーのケア方法を尊重
介護観を押し付けません -
POINT
パート→常勤→責任者
ステップアップできます

インタビュー





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人見知りだった私も、今では利用者様・ご家族様との出会いに幸せを感じています。
私が訪問介護をはじめたきっかけは、今もユタカ福祉会で働く友人に「ホームヘルパーって楽しいよ」と教えてもらったこと。話を聞いて興味が沸き、まずはパートとしてゆたか訪問介護ステーションに入職しました。ただ、当時の私は人見知りで、利用者様宅の掃除もあまり得意ではなく、パソコンも使えない状態。最初は慣れることだけに一生懸命でした。それでも仕事を覚えると楽しむ余裕ができ、サービス提供責任者になった今は、多くの出会いがある貴重な仕事だと感じています。人と接する仕事は数多くありますが、ご自宅を訪ね、ご家族様ともお会いし、最期まで関係の続く仕事は訪問介護くらいではないでしょうか。新人のうちは難しく感じることもあるでしょうが、出会いに感謝できる時期が必ず来ると伝えたいです。
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プライベートな空間に迎えてもらうことは難しい。だからこそ信頼を築くよろこびがある。
訪問介護を受け入れるのは、利用者様にとって決して簡単なことではありません。初対面の人間が自宅に上がるわけですから、特に認知症の利用者様の中には戸惑われる方もいらっしゃいます。そんなときはどのようにして関われば受け入れてもらえるのか、仲間同士で成功例を共有しながら方法を模索します。ただ、上手くいく方法はヘルパーさんによって違うので、自分の方法を押し付けることはしません。「自分のケアを見つけてね」とよく伝えています。数年かけて信頼関係を築き、利用者様に「来てくれたんか」と迎えていただけると、頑張ってよかったと心から思います。利用者様が私たちを受け入れてくださったとき、元気になってくださったとき、ご家族様に頼りにしていただけたとき。やりがいを感じる瞬間がたくさんある仕事です。





先輩に質問
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仕事をするうえで大切にしていることは?
人見知りするタイプだからこそ、スイッチを入れて笑顔であいさつするよう心がけています。また、せっかく「ありがとう」「助かる」とうれしいお言葉をたくさんもらえる仕事をしているので、私も利用者様・ご家族様との出会いに感謝しながらケアに臨んでいます。
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これからの目標を教えてください。
今後、利用者様の世代は戦前生まれから戦後生まれへと移り変わります。同じ80歳でも、過酷な戦中・戦後を生き抜いた世代と、経済成長の中で新たな日本を創ってきた世代とでは価値観が大きく異なるはず。利用者様の変化に対応し、新たな介護観を築いていきたいです。
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訪問介護の仕事はどんな人に向いていますか?
利用者様と1対1でじっくり向き合いたい人です。私も大人数を並行してケアするより個別に対応したいタイプで、訪問サービスだから介護を続けてこられたと思っています。私のように大人数を並行してのケアは難しいと感じる方でも、訪問介護なら活躍できるかもしれませんよ。
一日の流れ
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8:30
出勤
まずは今日のシフトを確認。ヘルパーさんの欠勤や利用者様からのキャンセルがあれば調整します。
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9:00
事前訪問
新しい利用者様のお宅へ訪問。これから訪問介護サービスを提供するにあたり、現状や課題を確認します。
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11:00
アセスメントシート作成
先ほど訪問した新規の利用者様について、状況と課題をまとめたアセスメントシートを作成します。
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12:00
訪問ケアへ
ヘルパーさんが急遽お休みになりました。自らピンチヒッターを務めます。
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13:30
昼休憩
事務所に帰ってランチタイム。
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14:30
サービス担当者会議
利用者様、ご家族様、ケアマネジャー、担当ヘルパーと訪問介護のサービス内容について話し合います。
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16:00
訪問介護計画書作成
新しい利用者様のサービス開始に向けて、計画書を作成します。
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17:30
退勤
翌日のスケジュールを調整し、今日の業務は終了です。お疲れ様でした。














取材日 2021年9月